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広告手帖

グランドオープン当日に、「古くて新しい天成園」をアピール/箱根湯本温泉「天成園」広告事例

 2009年12月16日 日経朝刊全15段

今回の広告展開に際しては、天成園が箱根湯本の名所「玉簾の滝」を有しており、 この滝が古くから文化人や旅人らにこよなく愛されてきたことに注目。「俳句や短歌が好きで、和服が似合う女性」として、女優の小橋めぐみさんをキービジュアルに起用しました。

端的なコンセプトは「温故知新」。施設は全面新規オープンでしたが、滝や庭園、周辺の森は、古来から文人や旅人に愛されてきた風情をそのままに、より深く感じとってもらえるよう整備されました。

小橋さん自身、俳句が趣味。玉簾の滝に縁のある与謝野晶子や、種田山頭火に大きな影響を与えた自由律俳句の第一人者で、「天成園」の名付け親でもある荻原井泉水(おぎわら・せいせんすい)らが、この地をふらりと訪れ、滝やその周辺の風情、そして温泉に心を動かされた情景を、小橋さんを通して現代に再現することを試みたものです。

箱根と文学とのマッチングが良いことから、小橋さんが持つ「文学少女が大人の女性になった」的なイメージと、新しく生まれ変わった施設および箱根ならではの風景に絡めて表現してみました。また、歴史・由緒が連想されるよう、新聞明朝体を用い、文学的なエッセンスを加えました。

玉簾の滝が醸し出す清涼感と、どこかしらはかなげで神々しくもある空気、そこにたたずむ清楚で小柄な女性。「日常にちょっとくたびれてしまった都会の人が、ふらりと癒やされにくる場所。それが、古くて新しい天成園」であることが読者に伝わってくれればと思います。

(アクト企画室 代表取締役 増渕正明)

[ 1月8日掲載 ]

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