グランプリ

応募課題:東京シティ競馬
「オーグメンテッド ケイバデータ」
受賞者:鈴木亜希子氏(株式会社レイ)
競馬の出走表が載る新聞広告を日経ARでスキャンすると、出走馬の中からランダムに一頭の3Dホログラムが現れ、戦績、傾向などがビジュアル化されたデータで表示される
応募課題はこちら審査講評
競馬の出走表がARの技巧を使ってまったく新しい情報ソースに変身するアイデアは、普段競馬に興味がない人でも思わず引きつけられ、新たな競馬ファンの開拓につながる。新聞広告とARの掛け算による効果という点でも高く評価された。

受賞者コメント動画 グランプリ 鈴木亜希子氏(株式会社レイ)
審査員特別賞

応募課題:キッコーマン食品
「超 減塩男子」
受賞者:岡直哉氏、渡辺淳氏(ヤフー株式会社)
新聞広告を日経ARでスキャンすると、自宅のキッチンにイケメン男子が出現し、GPSで地域を判別して、その方言で減塩醤油を使用した地元健康料理の作り方を教えてくれる
応募課題はこちら審査講評
3DなどARの展開だけでなく、ストーリーが細部までよく考えられていて、広がりが持てそうなアイデア。スクショを撮ってSNSに投稿したいという参加意識が高まる企画。キャッチーなタイトルも印象に残る。

受賞者コメント動画 審査員特別賞 岡直哉氏、渡辺淳氏(ヤフー株式会社)
コマツ賞

応募課題:コマツ賞
「MIRAI SHOVEL AR」
受賞者:岡直哉氏、渡辺淳氏(ヤフー株式会社)
プラモデルとなったミニショベルのパーツが並ぶ新聞広告を日経ARでスキャンすると、各パーツをスマホ画面上で組み立てることができ、完成すると遠隔操作の動きが再現される
応募課題はこちら審査講評
ビジュアルで興味を持たせARに誘導、そこでは自ら機械を組み立てる楽しさが経験でき、そしてその機械がもたらす新しい働き方をも体験できる。ものづくりの楽しさ、ニューノーマル時代の働き方を新しい広告の手法でスムーズな流れでまとめ上げている。(コマツ コーポレートコミュニケーション部)

受賞者コメント動画 コマツ賞 岡直哉氏、渡辺淳氏(ヤフー株式会社)
テレビ東京賞

応募課題:テレビ東京賞
「地球・テレビ東京の未来 あなたに創って頂きます」
受賞者:小口慶一郎氏(学習院大学)
日経ARで現れるフォトフレームでSDGsに関連する写真を撮影、それをAIが判断してポイントを付与。ポイント数に応じて好みの出演者やトークテーマを盛り込んだ番組が企画できる
応募課題はこちら審査講評
SDGsに関連する写真を撮影、それをAIが判断してポイントを付与するという視点が斬新。テレビ東京の番組づくりにつながり、SDGsへの理解が深まる点も高評価となった。(テレビ東京 広報局)

受賞者コメント動画 テレビ東京賞 小口慶一郎氏(学習院大学)
キッコーマン食品賞

応募課題:キッコーマン食品賞
「おいしさの一皿」
受賞者:西井佑騎氏(株式会社レイ)
新聞広告を日経ARでスキャンすると「好きな食材」や「今日の気分」などの質問が現れ、それに答えたあと商品ラベルなどをスキャンすると、お勧め料理の3DCGやレシピが現れる
応募課題はこちら審査講評
毎日の食事作りに、楽しく「減塩」を取り入れられるアイディア。その日の気分や好きな食材などを入力することで、お客様のニーズに合ったレシピ提案ができる。時間帯や地域によって表示レシピが変わる・減塩しょうゆ以外の商品でも同様の提案ができるなど、機能面のアイディアの幅が広かったのも評価のポイント。(キッコーマン食品 プロダクト・マネジャー室 宣伝グループ)

受賞者コメント動画 キッコーマン食品賞 西井佑騎氏(株式会社レイ)
東京シティ競馬賞

応募課題:東京シティ競馬賞
「トゥインクルレースARフォト
コンテスト」
受賞者:隈井健太氏
紙面の競走馬の中から一頭を選び、日経ARでスキャン。自分の好きな場所にその馬の3Dホログラムを出現させ、ハッシュタグと共に写真をSNSに投稿してフォトコンテストに参加できる
応募課題はこちら審査講評
3Dホログラムの馬によるフォトコンテストは、競馬に関心を持っていない人も気軽に参加できるため、競馬を知ってもらうきっかけ作りとして面白い点、また、SNSでより多くの人に知ってもらう工夫がされている点を評価した。(東京シティ競馬 広報課)

受賞者コメント動画 東京シティ競馬賞 隈井健太氏
日本経済新聞社賞

応募課題:日本経済新聞社賞
「履歴書を宇宙に飛ばそう」
受賞者:内山智義氏(株式会社博報堂)、太田優輝氏(株式会社博展)
新卒採用広告を日経ARでスキャンするとエントリーフォームが表示される。入力した後にスマホを空に向けて送信すると、紙飛行機となって空に放たれ、実際のエントリーが完了する
応募課題はこちら審査講評
就活生にターゲットを当てたコンセプトが、日本経済新聞=就活生の必須情報メディアという特性にマッチしている。ワクワクする仕掛けでコロナ禍の就活も少し楽しくなりそう。(日本経済新聞社 メディアビジネス)

受賞者コメント動画 日本経済新聞社賞 内山智義氏(株式会社博報堂)、太田優輝氏(株式会社博展)
日経ARアワード、宇宙へ!
昨年12月、有人宇宙システム株式会社が提供する「Kirara」3号機がSpX-24に搭載されて国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられました。Kiaraの中には日経ARアワードの日本経済新聞社賞「宇宙プロジェクト」に応募されたアイデアのデータが積まれ、名実ともに宇宙に向けた企画になりました。

審査員
-
佐藤達郎
Tatsuro Sato
多摩美術大学教授/
コミュニケーション・
ラボ代表審査員は皆、多様なバックグラウンドを持つ人たちなので、新聞広告とARの両方がうまく機能しているかという点をざまな角度から議論した。今回は大学生や高校生からの応募もあり、すそ野の広がりを感じた。
-
中澤純一
Junichi Nakazawa
ENJIN 会長
全体的なレベルが落ちていると感じる。ARを活用した、「表現のコンテスト」ではなく「広告のコンテスト」であることを認識して、広告本来の目的である商品特性やその魅力の訴求という視点を忘れないでほしい。
-
佐藤雄介
Yusuke Sato
電通クリエーティブ・
ディレクター日本経済新聞とARの組み合わせの面白さを重視した。グランプリの作品は組み合わせの妙、ギャップ感が秀逸で、このアイデアが具現化するプロジェクトがあったらぜひ自分も参加したいと感じた。
-
久保田瞬
Shun Kubota
Mogura
代表取締役社長今回で3年目だが、ARはこの2年間で技術が大きく進化し、社会実装も進んでいる。SNS等で誰でも普通にARを使った動画が作れるようになる中で、応募アイデアのレベルも今後どんどん上がっていくだろう。
-
池澤あやか
Ayaka Ikezawa
タレント/ソフトウェア
エンジニア広告としてのインパクト、ARとしての体験の充実感、アプリインストールなど準備のハードルを超える期待感、アイデアの実現可能性などの点を重視した。受賞作品はそれらの要素をバランスよく満たしていた。
-
牧江邦幸
Kuniyuki Makie
日本経済新聞社 メディアビジネス 広告・イベント企画担当
単にアイデアの面白さや斬新さだけでなく、それが実現できるかどうかも大きな評価要素とした。多彩なアイデアが寄せられ、新聞の平面的な情報を拡張させる可能性はまだまだ広がっていると感じた。
※審査はグランプリと各社賞で別々に行い、グランプリおよび審査員特別賞はすべての応募アイデアの中から審査員が選出しました。
※各社賞は応募課題を提示した企業がそれぞれの社内で審査して選出しました。
FINALISTS
惜しくも受賞は逃したものの、最終選考に残った作品は以下の通りです
-
「47×66」
野村直生氏(慶應義塾大学)
-
「お風呂が池に変身!? <池の水ぜんぶ抜く大作戦>」
菅原隆大氏(株式会社レイ)
-
「SPACE WINDOW」
岡直哉氏、渡辺淳氏(ヤフー株式会社)
-
「Let me Shoyu」
北島慎也氏(株式会社レイ)
-
「のれんの奥に 超減塩食堂」
内山智義氏(株式会社 博報堂)、太田優輝氏(株式会社 博展)
-
「PLANET LIFE AR」
西井佑騎氏(株式会社レイ)
-
「一緒に走ろう!」
財津顕氏(株式会社電通tempo)
-
「これナカミ、どうなってんの?」
宮原渉氏
-
「出川哲朗の解決させてもらえませんか?」
田中天馬氏、和泉圭亮氏、奥田彩菜氏、木坂美月氏(立命館大学)
-
「広告も66%カットしちゃいました。」
長谷川佳史氏(株式会社日本経済社)
-
「誰が一番早いかな?平日夜の決戦」
森美保子氏、大谷美怜氏
-
「コマツ×AR×新聞広告(ARで世界の絶景とコラボ)」
鎌田剛史氏
-
「宇宙が、そこまでやってきた!自宅で宇宙体験!」
間泰行氏(株式会社アデックスデザインセンター)
-
「自宅で宇宙体験!?税込180円」
高橋桜子氏(クラウドサーカス株式会社)
-
「自分に合った馬を見つける ウマファインダー」
細根和貴氏(株式会社レイ)
-
「垂らして減塩!!『塩対応のソルトさん』」
寺西修平氏、田中悠真氏(株式会社日本経済広告社)
-
「ソルトスノー」
伊勢田睦氏、大西亜実氏(株式会社ファイロット)
-
「お家で楽しむ競馬体験」
矢嶋僚氏(静岡県立島田商業高等学校)
※審査結果についての個別質問にはお答えできませんのでご了承ください